2020年5月6日水曜日

アクティブなプレイヤーキャラ数を推定する




今回のアストルティアミッションでは、様々な課題をプレイヤーがクリアしていくことになっていますね。
そのため、これらのミッションのクリア回数を見ることで、DQ10をアクティブにプレイしているキャラの数が推定できるのではないかと考えました。



今回のアストルティアミッションで推定できるのは、アクティブなキャラの数(1)と、その中でも特に熱心にキャラを育成してエンドまでやりこんでいるキャラの数(2)の2種類です。

前者の「アクティブなキャラの数」は、単純に日替わり討伐のミッションをクリアしているキャラの数で推定できます。
日替わり討伐はほとんどのキャラでできますが、アストルティアミッションに出ているからといってわざわざ普段使っていないキャラまで起動して挑戦する人は少ないでしょう。逆に複数キャラでクリアするような熱心な人は、どのキャラもアクティブに動かしているはずです。
すなわち、一日当たりの日替わり討伐のクリア数がアクティブなキャラ数と一致すると考えていいでしょう。

一方で、後者のエンドまで到達しているキャラの数は、万魔の塔のクリア数で推定できそうです。
万魔の塔はVer.5まで進めているキャラしか挑戦できません。つまり、万魔の塔に挑戦できるキャラというのは、DQ10をきちんと最後まで進めているキャラということになります。
そのため、DQ10をアクティブかつエンドまでプレイしているアクティブ・エンドプレイヤーのキャラ数は万魔の塔のクリア回数を見ることで推定できるのではないかと考えました。



まずは今回のアストルティアミッションの基本的なデータが必要です。幸い極限の以下のリンクに今回のアストルティアミッションの自動集計がなされている素晴らしいデータがありました。


このページには、各ミッションの時系列での達成数と進捗率がとりまとめられています。このデータを参考に分析するとしましょう。



(1)アクティブプレイヤーのキャラ数の推定
日替わり討伐のクリアは1キャラにつき1日1回しかカウントされません。従って、ある日の6:00から翌日の6:00までの一日の間にクリアされた数がそのままアクティブなキャラ数になります。これを先ほどの極限のデータから拾ってみましょう。

【日替わり討伐のクリア数】
  • 5/1 6:00~5/2 6:00 159,204
  • 5/2 6:00~5/3 6:00 169,247
  • 5/3 6:00~5/4 6:00 170,135
  • 5/4 6:00~5/5 6:00 169,069
  • 5/5 6:00~5/6 6:00 168,153
●5日間の平均値 167161.6回(A)

はい、簡単に出ました。DQ10のアクティブなキャラ数の推定値は(A)の167,161キャラとなります。どうでしょう、かなりの数ですね。これだけのキャラが、毎日アストルティアで冒険しているわけです。


厳密にいうと、アカウントとキャラの数は別の概念です。全てのプレイヤーは1アカウントにつき無償で3キャラまで(PSの方は5キャラまで)作成することができます。
このうち全ての方が3キャラ全員でクリアしているとは考えられません。メイン1キャラのみ参加という人も多いでしょう(現に私自身、メイン1キャラで期間中に2回しかクリアしませんでした・・・)。
そこで、平均して1アカウント当たり2キャラが日替わり討伐をクリアしていると仮定すると、現在のDQ10のアクティブアカウントの実数は(A)の半分になります。

●アクティブアカウント数 167,161÷2=83,580.5(B)

以上の計算によれば、現時点のDQ10のアカウント数の推定値はアクティブなものだけで8万3千アカウントとなります。

【POINT】
DQ10のアクティブキャラ数の推定値は16万7千キャラ
アクティブアカウント数の推定値は8万3千アカウント



(2)アクティブ・エンドプレイヤーのキャラ数の推定
ここでいう「アクティブ・エンドプレイヤー」とは、Ver.5までストーリーを進めるのはもちろん、邪神や万魔の塔を更新日に挑戦しクリアするような積極的なプレイヤーのことを指します。

推定の説明をしましょう。推定方法自体は至ってシンプルで、万魔の塔の日曜日(5/3)一日当たりのクリア数全体を1キャラ当たりのクリア回数で割るだけです。
アクティブ・エンドプレイヤーならば、万魔の塔は更新日の日曜日に早速1~3層までクリアするでしょう。そのため、日曜日のクリア数さえ分かればプレイヤー数を推定できることになります。
逆に、彼らは一度万魔の塔をクリアすればその日はもう行きません。他のミッションもありますので、アクティブ・エンドプレイヤーならば他のミッションに流れるでしょう。そのため1キャラ当たりのクリア数は限りなく3回に近づくはずです。

【アクティブ・エンドプレイヤーモデル】
  • 日曜一日の間に万魔の塔をクリアする(5/3 6:00~5/4 6:00)
  • 1~3全てクリアする
  • 一度クリアしたらその日(日曜日中)にはもう行かない

このモデルに基づけば、アクティブ・エンドプレイヤーの1キャラにつき万魔の塔のクリア回数が「3回」となりますね。

続いて万魔の塔のクリア回数を測定します。先述の極限のデータから5/3の6:00と5/4の6:00の万魔の塔のクリア数を確認すると以下のとおりとなります。その二つの差が日曜一日の万魔の塔のクリア回数となります。

【午前6時時点での万魔の塔のクリア数】
  • 5/3 6:00 万魔クリア数 47,017
  • 5/4 6:00 万魔クリア数 114,173
●日曜日の万魔の塔のクリア数 114,173ー47,017=67,156(C)

あとは単純にCを3で割るだけで、日曜日に万魔の塔をクリアしたキャラの数が出てきます。

●日曜日にクリアしたキャラ数 67,156÷3=22,385(D)

以上のとおり、更新日に万魔の塔をクリアするようなアクティブ・エンドプレイヤーの数の推定値は2万2千キャラという結論になりました。

【POINT】
DQ10のアクティブ・エンドプレイヤーキャラの推定値は2万2千キャラ



参考までに、昨年8月30日付のアストルティア国勢調査7thに載っていた聖守護者の称号の所有者数のデータを以下に示しておきます。
  • 魔祖討滅の勇士 21,641人
  • 紅殻破砕の勇士 22,036人
  • 翠将撃破の勇士 15,714人
  • 常闇、聖守護者全称号所有 11,281人

この数値を見る限り、先ほどのアクティブ・エンドプレイヤーの2万2千キャラという推定はかなり信憑性が高いといっていいのではないでしょうか。



以上が今回のアストルティアミッションの達成状況から見たDQ10のアクティブキャラ数の推定です。
現時点でも、DQ10のアカウント数の推定値はアクティブなものに限っても8万3千アカウントもあります。キラマラ垢や職人垢などを加えれば普通に10万超えるんじゃないでしょうか。
昔のように「同接10万」とまではいかないにしても、8年目にしてこの数値はすごいですよね。

今回のような、コロナ対策で急遽リリースされたどちらかといえばシンプルな大討伐ですら、これほどまで熱心なプレイヤーを動員する力があります。DQ10がまだまだ覇権RPGと呼ばれるに相応しいのは間違いないといっていいのではないでしょうか。



●参考文献

0 件のコメント:

コメントを投稿