4月30日から5月9日まで行われていたアストルティアミッションが終了しました。
結局、10個のミッションのうちクリアできたのは7つだけで、同盟・邪神・万魔の3つはまるで届きませんでした。残念ながらエックスくんの像はもらえませんでしたよ(´;ω;`)
最終日、せめてあと1ミッションくらいはと野菜同盟をキラパンつれて周回しました。
同盟はエスタークもドレアムも時間がかかりすぎますので効率はよくありません。その点、野菜はクリア人数は半分ですが、一周2~3分だし道中も無いので遙かに効率は上です。
野菜は僧侶だと異常にマッチングが速いので職は僧侶です。時間がもったいないので僧なのにヤリを持ち、アクセも全て攻撃よりにした僧兵モードで行きました。
モンスがキラパンばかりの時は回復重視で行きましたが、一匹でもホイミスライやメッキーがいたら聖女が回った後はひたすら殴っていました。しまいにはパワチャまでつけてましたよ。
0時が回るまで周回していたのですが、結局同盟さえも目標には届きませんでしたね。残念です(´・ω・`)
てか、前回のブログで今回のアストルティアミッションからアクティブプレイヤーの数を推定する記事を書きまして(´・ω・`)
そこで算出したプレイヤー数の多さから「まだまだDQ10は安泰ですね」なんて書いてたんですけど(´・ω・`)
これじゃあ私がまるで適当なことをいっていたみたいじゃないですか(´;ω;`)
まあ前回の記事は半ばネタではあったのですが、しかしながら「アクティブキャラ16万7千、アクティブアカウント8万3千、アクティブ・エンドプレイヤーキャラ2万2千」という推定は、それなりにロバストな(固い)推計だと思っています。
※ネット記事とか見てると「DQ10はアクティブ1万程度w」みたいにけなす執拗な書き込みを見かけますが、こういうのは悪意を持っておとしめようとデータを捏造してきますので困ります。アクティブ1万なら、日替わり討伐100万を6日でクリアしたことをどう説明するんでしょうね(´・ω・`)
そんなわけで前回の推計には結構自信を持っているのですが、その前提でアストルティアミッションのデータを見てみるといろいろ面白いことが分かります。今回はアストルティアミッションのデータから分かる小ネタと、なぜミッションが失敗してしまったのかについての仮説を提示しましょう。
利用するのは例によって極限の以下のデータです。
みんなでチャレンジ!『アストルティアミッション!』 進捗状況(極限)
1.今回のデータ
以下に、極限のデータを加工したものを2つ表示します。これらを見ながら話をしましょう。
(A)クリア状況のグラフ
これは極限のHPのグラフそのままです。
出典:みんなでチャレンジ!『アストルティアミッション!』 進捗状況(極限) |
(B)一日の達成数(未達分)
こちらは、同盟・邪神・万魔の各お題が一日の間にどのくらい達成されたかの数値を拾ったものです。
ここに書かれている1日は6時から翌6時まで(5/1金なら5/1の6時から5/2の6時まで)の達成数です。また、一番下の「一日平均目標」の数値は、毎日この数値を超えていれば期限内に達成できていたという数字です。
出典:上記HPのデータを加工 |
2.データから分かる小ネタ
①毎日の各お題のクリア回数は安定的に推移
七不思議と放浪を除き、いずれのお題もグラフを見る限りクリア回数は極めて安定的に推移していることが分かります。
邪神は5/5-5/7、万魔は5/3に急激にクリア数を増やしていますが、これは天獄の開放期間と万魔の塔の更新日に当たるため人数が増えたものです。
また、同盟は最終日の後半に急激にグラフが上昇していますが、これは最後に何とかあと一つクリアしようとプレイヤーが集中したということでしょう。
いずれにしても、説明のつかない「謎ブースト」みたいなものは一切存在しません。
逆に、邪神の宮殿には最初からほぼ勝ち目が無かったということも分かります。
②同盟バトルについて
3つのお題のうち最も惜しかったのは同盟バトルです。常時目標の7~8割の討伐数はキープしていましたが、結局最終日まで届きませんでした。
実は同盟バトルは賢者の壁のときにもお題になっていましたが、あのときのお題はそれぞれ別の賢者で、災厄3万、ドレアム2万、野菜5万というものでした。
各賢者のお題が限られていたこともあり、プレイヤーがなだれ込んであっという間に討伐されたのですが、あのときでさえも合計で同盟ボス10万だったことを考えれば、今回の30万という数字のハードルの高さが分かりますね。
③邪神
今回、邪神には最も勝ち目がありませんでした。一日の討伐数平均が21万ないと目標に届かずクリアできなかったところ、表を見るとなんと平均目標を超えたのは天獄開放初日のたった一日のみでした。ほとんどの日は、目標値の半分から3分の1程度にとどまっていたことになりますね。
ちなみに天獄が閉まっていた日のクリア数の平均は7万8千です。この数値が邪神周回勢が毎日周回で稼ぐ数値と考えていいかもしれません。ちょっと頭の体操で、ここから邪神周回勢と呼ばれる人たちの人数を推定してみましょう。
【邪神周回勢モデル】
・毎日平均4時間、邪神をひたすら周回する
・一回の周回にかかる時間は5分
・つまり一日に邪神を48回クリアする
どうでしょう。4時間も邪神を周回するのは十分周回勢といっていいような気がしますが、それでもひとり頭たった48回なんですね。あとはこの回数で78000を割れば、周回勢の人数が出てきます。
●邪神周回勢の推定値:78000÷48=1625
ハイ出ました、邪神周回勢は1625キャラです! うっそ、多過ぎでしょ(´・ω・`)
おそらく邪神周回勢はアクティブ・エンドプレイヤーの内数ですが、それにしても1625は多過ぎだと思います。実際はもう少しばらけるでしょうね。
しかしながら、いずれにしてもこのような周回勢にかなりの部分を頼らない限り、邪神の平均78000という数値さえ達成できなかったわけです。ましてや平均21万なんて到底無理無理(´・ω・`)
これはあくまでモデルの仮定に過ぎませんが、それにしても一日4時間プレイするような周回勢が1600キャラもいて、ようやく78000になるわけです。それをいくら大討伐だからといって「ハイ君たち一日10時間やってねw」ってわけにはいかないですよね。普段から伸ばしているゴムを、さらに倍以上引き伸ばさないと届かないような目標設定自体がおかしいといっていいでしょう(´・ω・`)
結果的に、あまりにも高い目標を設定されたが故に「高次目標の喪失」ともいえるような現象が起こりました。最終日まで邪神には誰もなだれ込むことなく、同盟のような最後の伸びも見せないまま、淡々と終わっていきましたよ(´・ω・`)
④万魔の塔
万魔の塔の方は、更新日の日曜と翌月曜にクリア者が増え、ウィークデーは低調で、最後の土曜日にまた駆け込みでクリア者が増加するという、週課の典型のようなデータ推移となっています。
ちなみに一週間の間に万魔の塔をクリアしたキャラ数を推定すると、5/2(土)~5/8(金)のクリアの合計値を3で割った数値となります。
●万魔の塔をクリアするキャラ:173,852÷3=57950
※本当は5/3(日)~5/9(土)の合計値を使った方が最も正確なのですが、ミッションの期間が土曜の23:59までと途中で終わっていますので、仕方なく近似値として5/2-8を使いました。
この5万8千が一週間のうちに万魔の塔をクリアしたキャラ数の推定です。前回、アクティブキャラ数を16万7千と推定しましたが、その3分の1強になりますね。どのようなプレイヤーでも、メインキャラぐらいはストーリーを最後まで進めていると考えると、キャラ数の約3分の1が万魔の塔に挑戦しているというのがなんとなく分かりますね。
ちなみに万魔の塔こそまさに周回に何一つメリットがありません。結果的に、おそらく誰もクリアに挑戦しようとせずに終わったと思います。
仮にこれをブーストしようと思ったら、4人で行って攻撃せずに数分粘って、出口が開いたら駆け込むという大討伐史上例を見ないほど空しい作業になってたでしょうね(´・ω・`)
3.アストルティアミッションはなぜ失敗したのか
今回のアストルティアミッションはなぜ失敗したのでしょうか。ここからは完全に私個人の仮説です。
今回のミッションが失敗した理由は、一部で悪意を持って喧伝されている「プレイヤーの過疎化」とは全く無関係です。データから見る限り、アストルティアには十分な数のアクティブなプレイヤーが存在しています。ですから、プレイ人口が少ないということが原因ではありません。
もう一つ、「報酬に魅力がないから」という理由もまことしやかにいわれています。
みんなエックスくん嫌いなの?(´・ω・`)
最初頼りないアホの子だったのに、バージョンが進むごとにどんどん強くかっこよくなっていって、ドラクエシリーズの中でも一番好きなキャラなんですが(´;ω;`)
しかしながら、この理由も違うと思います。今までは大討伐はクリアされてきたんです。
でも過去の大討伐だってそんなに欲しい報酬ありました?
福招きの杖とかダークドレアムの像とか欲しかったです?
大討伐の報酬でまともだったの、仕草ペンペンくらいじゃなかったですか?
だから今回のアストルティアミッションがことさらに報酬に問題があるとは思いません。
ということで、仮説を二つ立ててみました。
仮説1:よく考えず切りのいい数値を設定しちゃったよ仮説
今回の大討伐の数値設定は、いずれも切りのいい数字です。5万ではなく10万、150万ではなく200万というふうに設定されています。
この数値を設定する際、適当に繰り上げて切りのいい数字にしてしまったのではないか、というのがこの仮説です。
例えば万魔なら、運営には毎週のクリア数17万4千という数値は分かっていたはずです。
17万4千か~、20万にしようかな~、でもすぐクリアしちゃいそうだよね~、じゃあ30万にしとこか~
・・・みたいな。
例えば邪神では、周回勢とかは特に気にせず、毎日のクリア数7万8千という数値だけ見たとしましょう。
この期間に天獄開放あるから3日間、一日3倍くらいは行くよね~、そうするとだいたい125万くらいか~、じゃあ切りよく200万にしよ~っと、連休だし行けるっしょ~
・・・という。
どうでしょうこの仮説。今は在宅のテレワークでスタッフ間の意思疎通もままなりません。そういう状況下で、なんとなく決めた数字が一人歩きしてしまった・・・あると思います。
仮説2:わざとクリアできない数値を設定したよ仮説
今回のミッションについて、確信犯的にあえてクリアできないような数値を設定したという可能性も当然考えられます。
そんな馬鹿な・・・って思いますか?(´・ω・`)
大人ですから、私がスクエニのスタッフでも当然考えると思います(´・ω・`)
いまドラクエスタッフが乗り切らなければいけないのは、コロナ騒動に伴うバージョンアップの遅延という問題です。特にGWをどう乗り切るかは大問題です。何もしなければ、何もしない運営であるというレッテルを貼られてしまいます。
そのために急遽、緊急イベントを開催することになりました。大討伐の内容を検討し、テレワークでできる範囲で特設ページもつくります。しかし、毎回設定するはずの大討伐オリジナル報酬だけは急には準備できません。
とりあえず像にしよう、像のモデリングはデータがあるエックスくんを使おう、これなら準備が間に合うぞ、いややっぱり間に合わないや、どうしよう・・・
簡単なことですよ。誰にもクリアできないような数値にすればいいのです
へぇ~!イイネ!やっちゃおうかな~!
純朴なエックスくん |
先述のとおり、テレワークの場合、意思疎通がままなりませんので、ダメー!!!をいう人がいません。仮に今回失敗したって、次回は本当にエックスくんの像が景品にできるようになるし、とにかく今はこのGWを乗り切ろう・・・
もちろんあくまで仮説です。しかし経営的には当然こういうのもありですよね。ここで大討伐が失敗しても大勢に影響はないという目算があるのかもしれません。個人的にはあまり良いやり方だとは思いませんが。
もちろん上記の仮説は単なる頭の体操に過ぎません。自分でつくっておきながらなんですが、私自身はこんな仮説、信じてはいませんよ(´・ω・`)
どっちかというと仮説1の方じゃないかと思ってますがね(´・ω・`)
●参考文献
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