ドラクエ10 始めようパラディン: 輝石と戦神のベルトはどちらが強いか

5.3で追加された輝石のベルトと既存の戦神のベルトですが、どちらもプレイヤーの攻撃を大幅に強化してくれますので、できれば神ベルトを引きたいところですね。

ところで仮に両方で神ベルトをゲットしたとしても、ベルトは一つしか装備できません。では輝石と戦神のベルトではどちらが強いのでしょうか。魔法と物理それぞれについてシンプルに考えてみましょう。

1．呪文ベルト

魔法攻撃用のベルトでみんなが欲しいのは、炎呪文や闇呪文などの属性＋○％に攻魔が付いたものです。そこに5.3からは種族＋○％が加わることになりました。

輝石のベルトは属性12％、種族10％までの数値が付きます。一方で戦神のベルトは属性13％、種族9％が最高値です。属性と種族で逆転していますね。では、例えばガルドドンと戦うとして、輝石の闇12・獣10と戦神の闇13・獣9はどちらが強いのでしょう。

※ベルトには攻魔＋○も付きますが、こちらの強さは自分の攻魔の数値などによって変わってきますので、今回の検討からは除外。

実は属性と種族だけだったら計算は極めて簡単です。ダメージ算出方法について（テンションとかレボルの有無とかを省いて）根本の部分だけザックリいうと以下のとおりとなります。

与えるダメージ
　＝①素のダメージ
　　×②与ダメUP
　　　×③属性UP

①は何の強化もしていない状態の自キャラが与えるダメージです。そして②と③がそれにかかる補正値です。

②の補正の中には色々なものが入りますが、その同じ枠内では効果は足し算され、別々の枠同士についてはかけ算されることとなります。

呪文の場合、②の与ダメUPの枠に入る典型的なものとして、魔力覚醒や宝珠、スキルの効果などがあげられます。ここでは話を簡単にするために魔力覚醒だけを考えてみましょう。（宝珠やスキルは誰でもMAXにできますので）

魔力覚醒は呪文のダメージを2倍（＋100％）にする効果があります。従って、覚醒を行うことでこの②の枠は200％となります。

③の属性UPの枠も簡単ですね。これはベルトについている属性＋○％の数値がそのまま入ります。例えば、闇13％だったら闇の攻撃ダメージが1.13倍（113％）になるわけです。

ということで、Ver.5.2までの呪文攻撃のダメージは次の式で計算されていました。

属性13％ベルト（戦神）
　＝①素のダメージ
　　×②与ダメUP 200％（魔力覚醒）
　　　×③属性UP 113％（属性13％）＝①×226％

今回、ここに種族特攻のプラス分が追加されました。種族特攻はどこに入るかというと、魔力覚醒と同じく②の与ダメUPの枠の中に入ることになります。同じ枠内は足し算ですので、②の枠の数値は魔力覚醒＋種族特攻の合計となります。例えば属性9％なら、②は209％になるわけですね。

そうなると上の式は以下のようになります。

属性13％・種族9％ベルト（戦神）
　＝①素のダメージ
　　×②与ダメUP 209％（魔力覚醒＋種族9％）
　　　×③属性UP 113％（属性13％）＝①×236.17％

上記のとおり、戦神のベルトの属性・種族最大値の場合、素のダメージの2.3617倍のダメージを与えられるわけですね。

では今回強化された輝石のベルトの闇12・獣10はどうでしょう。計算方法は全く同じになります。

属性12％・種族10％ベルト（輝石）
　＝①素のダメージ
　　×②与ダメUP 210％（魔力覚醒＋種族10％）
　　　×③属性UP 112％（属性12％）＝①×235.2％

はい出ました。輝石のベルトの最大値が与えるダメージは、素のダメージの2.352倍となります。

戦神のベルトの最大値236.17％と輝石のベルトの最大値235.2％を比較すると、戦神のベルトの方が0.97％効果が高いという結論となりました。単純比較では、同じ最大値でも1％くらい戦神の方が強い、ということになりますね(´･ω･`)

何でこんな結果になるかというと、呪文の場合は覚醒状態で攻撃することが当然の前提になっているからです。もともと②が200％に増えているので、そこに新たに追加される種族特攻が9％だろうが10％だろうが、最終的な数値に与えるインパクトは小さくなってしまうわけですね。

※これが仮に魔力覚醒をせずに呪文をぶっぱするのであれば、両者のダメージはほとんど変わりません。むしろわずかに輝石のベルトの方が高いでしょう。でも覚醒もせずに呪文撃ってたら多分他のメンバーから何か言われますよね(´･ω･`)

ちなみに以前よく言われていた「炎29.5」とか「闇29.5」とかは以下のような計算の区分になります。

戦神のベルト13％：③の枠
宝珠5.5％：②の枠（現在は宝珠の仕様変更で6％）
ソポス5％：②の枠
知謀3％：②の枠
200スキル3％：②の枠

上記のとおり、属性以外の全ての補正が②の枠に入ります。この状態で戦神の属性13・種族9と輝石の属性12・種族10を比べてみると、以下のとおりとなります。

属性13％・種族9％ベルト（戦神）
　＝①×②与ダメUP 226％×③属性UP 113％＝①×255.38％

属性12％・種族10％ベルト（輝石）
　＝①×②与ダメUP 227％×③属性UP 112％＝①×254.24％

戦神と輝石の差はさらに開いて戦神の方が1.14％高くなりました。やはり種族特攻に比べて属性によるダメージ向上のインパクトの方が大きいようです。

･･･ということで、呪文では戦神のベルトの方が強いという結果になりました。現在戦神のベルトで両手杖炎13％＋竜9％や怪人9％、扇闇13％＋獣9％などのベルトを持っている人はそのベルトが神ベルトです。大切にしましょう。

ただし、必ず戦神のベルトの方が上かというと、もちろんそうではありません。輝石のベルトには移動や呪速、素早さ、HPなどの強力な効果が取りそろっているため、属性・種族に加えて更にこれらの効果が複合された輝石のベルトを極箱からゲットできれば、それこそが神ベルトになるでしょう。まあうまく引ければですが(´･ω･`)

※今回は最大値で比較しましたが、もちろん最大値では無くても同様の方法で戦神と輝石のベルトの比較は可能です。簡単に計算できると思いますので各自で試してください。

2．物理

物理の場合にダメージに影響を与えるのは、攻撃力、種族特攻、属性のステータスとなります。このうち攻撃力については戦神も輝石もどちらも14が最強ですので簡単ですね。なるべく高い数値のベルトを探しましょう(´･ω･`)

問題は種族特攻と属性が与える影響です。物理の場合のバイキルトは、魔法と違って魔力覚醒の様なスキルでのダメージ上昇ではなく、攻撃力そのものが上昇することとなります。下の式でいえば①の数値がバイキルトで上昇するわけですね。

与えるダメージ
　＝①素のダメージ
　　×②与ダメUP
　　　×③属性UP

これで戦神と輝石の最大値を比較してみましょう。

属性13％・種族9％ベルト（戦神）
　＝①素のダメージ 140％（バイキ）
　　×②与ダメUP 109％（種族9％）
　　　×③属性UP 113％（属性13％）＝①×172.438％

属性12％・種族10％ベルト（輝石）
　＝①素のダメージ 140％（バイキ）
　　×②与ダメUP 110％（種族9％）
　　　×③属性UP 112％（属性12％）＝①×172.48％

今度は結果が逆転して輝石の方がダメージが上になっています（ほんのわずかですが）。

物理の場合は「属性ダメに意味があるかどうか」も重要です。物理で属性ダメに意味がある戦闘といえば防衛軍や邪神などのPT同盟の戦闘などですね。このようなPT同盟の戦闘では属性ベルトがものをいうでしょう。

逆に常闇や聖守護者などのハイエンド物理では、敵に属性耐性があることが多いため属性攻撃の価値は低くなり、その分種族特攻の重要性が増してきます。こういうハイエンドの戦闘では、さらに移動速度やHPも重要になりますので、必然的に戦神よりも輝石のベルトの方がポテンシャルが高いという結論になりますね。

ということで、物理では輝石のベルトの方が優秀という結論になりました。物理でハイエンドに行くことを考えている人は、今後とも輝石で攻撃14＋種族特攻10％を探し続ける必要があるでしょうね。

3．ゲットしたベルトをご紹介

5.3になってからずっと悔恨の園を回って極箱を集めていました。かなりの数のベルトをゲットすることができましたよ。せっかくですので、今回極箱から出たものと、これまでに私がゲットしていたベルトの一部をご紹介しましょう。