ところでですね。めっちゃ言い訳なんですけどね。
実は、後衛の動きが原因で熱波喰らっちゃったりすることもあるんです。
前衛をしたことある皆様はご存じでしょうが、ときどきサソリが絶対にかわせない超高速熱波や破軍、異様に範囲の広い熱波などを撃ってくる場合がありますね。あれはなぜ起こるかというと、実は後衛の当たり方が悪いからなんです。
説明の前提として、DQ10の場合「攻撃表示」(画面での見え方)と「攻撃判定」(実際にダメージ喰らうか喰らわないかの判定)が必ずしも一致していないという点を理解しましょう。
画面上ではタイミング良くかわしたつもりだったのに、実際には喰らっていた・・・ということはよくありますよね。例えばネクロゴンドの波動なんかはドーンとくるのに合わせてジャンプしてもダメで、バラモスが飛ぶ前にジャンプしていないと喰らいます。敵の使ってくるイオグランデなんかも、呪文のエフェクトから離れたように見えても当たってしまいますよね。
これらは全て、画面上の表示と実際の攻撃判定のタイミングが一致していないことが原因です。要するに、コンピューターの中では既に攻撃判定が終わっていて、あとからそれが画面上に描画されるということです。
ここまではいいですよね。
実は、この判定と表示のズレが極端に大きくなったのが超高速熱波なのです。
サソリにおいては、12秒くらいでタゲ後衛がわざと当たりに来て、タゲへの攻撃からの押し反撃熱波をわざと誘発するというプレイングが一般的です。
このとき、タゲとなった後衛がきちんとサソリの攻撃に当たれば、その時点で攻撃判定と攻撃表示がなされます。そして、一呼吸置いて押し反撃の熱波の攻撃判定が行われ、熱波が表示されることになります。
【タゲがきちんと当たる場合】
①タゲ当たる→②タゲ攻撃判定→③攻撃表示→→→→→→→→④熱波攻撃判定→⑤熱波表示
上の流れのとおり、タゲがきちんと当たれば③と④の間に十分な時間を確保することができ、その間に前衛が距離を空けることで熱波の攻撃判定をかわすことができます。
ところが、タゲの後衛がきちんと当たりに来ないとどういうことになるでしょうか。
タゲの後衛が逃げ続けていて前衛が慌てて壁を外したり、あるいはタゲが恐る恐る近づいては攻撃喰らいそうなところで慌てて逃げたりすると、攻撃表示が出てくる前に「サソリが逃げるタゲを追いかける」という動きが入ります。
実はこのとき既にサソリの中ではタゲへの攻撃判定が終わっています。ところがタゲが逃げ続けているので、サソリが追いついて攻撃が表示されるまでの間にタイムラグが発生します。
そのタイムラグの間にも、次の熱波の判定が始まっています。そのため、攻撃が表示された直後に超高速熱波が襲ってくるわけです。
【タゲがきちんと当たらず逃げ続ける場合】
①タゲ逃げる→②タゲ攻撃判定→→→→→→→→③攻撃表示→④熱波攻撃判定→⑤熱波表示
上では②で既にタゲへの攻撃判定は終わっています。しかしタゲが逃げ続けているために③が表示されるまでに時間がかかってしまい、その結果、攻撃表示の直後に熱波が発生して前衛が喰らってしまうわけです。
これが超高速熱波の正体です。要するに、無闇に逃げる後衛が超高速熱波を引き起こしてるんですね。
範囲の異様に広い熱波とかも基本的な理屈は同じで、実際に熱波の判定が発生した地点とエフェクトが画面上に表示された地点が異なるため、「こんなに離れているのに熱波喰らっちゃった!」となるわけです。
感覚的な話で恐縮ですが、どうもタゲが逃げ続けたことで発生する「奇妙な時間のズレ」は、正常な状態に補正されるまで数ターン続くような気がしていまして、「飛んでるのに喰らう絶」みたいな現象が発生する原因にもなるような気がしています(´・ω・`)
※歩き熱波とか歩き魔蝕はまた別の話です。あれはサソリの技のチャージタイムという全く別の原因で発生します。
ここまで分かれば、防ぐのは簡単ですね。
前衛がコロコロ吹っ飛ぶのを少しでも防ぐためには、エンド前に当たりに来るときは本当に「当たり」に来ましょう。
サソリの攻撃を喰らいそうな範囲をウロウロするのではなく、きちんと「攻撃判定+攻撃表示」を発生させるまで突っ込まないといけません。
一番良いのは「回り込んでサソリの脇腹にブチ当たる」ように動くことですね。こうすると前衛を巻き込まず安全にサソリの攻撃を発動させることができますよ。
PTを壊滅させる引き金にもなる超高速熱波や奇妙な時間のズレは、後衛の動き次第で防ぐことが可能です。
これから3の討伐を目指す方は、是非この原理を覚えておきましょう。
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