これまでこのブログで何回かDQ10のプレイヤーキャラ数を推定してみたことがあります。
その当時は色々なブログやネットの掲示板とかに「DQ10サ終オジ」とか「DQ10過疎連呼オジ」とかがいました。私が推定をしたのも、そもそもはそんな連中に「お前らは何言うとるんや?(´・ω・`)」と分からせるつもりで行っていたのですが、今やそういうのはすっかり憤死絶滅してしまいましたね。隔世の感がありますw
今回、11th国勢調査のデータを見ていていくつか気になった点がありましたので、久々にプレイヤーキャラ数の推定を行ってみたいと思いますよ。
今回行った推定は、プレイヤーキャラのうち最低でもこのくらいの人数はアクティブにキャラ育成をしているという「下限値」です。数値的に極めて不利な条件での推定ですので、逆に「余裕でこれ以上いる」ということでお考えください。
例によってあきれるほど文字数が多いので、最初に結論だけ3行で書いておきます。
- 討伐数ランキングからプレイヤーキャラ数を推定したよ
- アクティブキャラの総数の下限値はおよそ3万
- 実際にはもっともっと多いよ
11周年国勢調査の討伐数ランキング |
今回の推定に当たって利用するのは、11th国勢調査で明らかになったデイリーモンスター討伐数ランキングのデータです。このデータは「2023年8月2日(水)」の1日分のデータとなります。20位まで発表されていますが、これらのモンスターの討伐目的は大まかに以下のように分類できると考えられます。
- 【魔因細胞関連】1スライムナイト強、2モーモン強、3さそりばち強、7バザックス強、17ゴースト強、18バブルスライム強
- 【メタル迷宮招待券関連】4メタルスライム、9メタルブラザース、10はぐれメタル
- 【フィールドレベル上げ関連】5ゴーレム強、6エンペラーレグホン、13闇のキリンジ、14ダークトロル、16ライオネック
- 【素材・日課討伐】8ベヒードス、11スカラベキング、19バザックス
- 【天使のフィットネス関連】15ガニメデス
- 【不明】12ぶちスライム(マジで謎)、20疾風テング(ガニメデスとの勘違い?)
このうち推定に利用できるのは天使のフィットネス関連で狩られている15位のガニメデスとなります。
こいつがガニメデス |
ホイミソ堂さんの過去の記事を参照すると、この週のトレーニー育成帳のお題の中に「天星郷であくま系20匹討伐」があります。ガニメデスは悪魔系ですし試みの荒野の石から南に下ってすぐの島にたくさんいますので、このお題のために乱獲されたと考えていいでしょう。
逆にいうと天使のフィットネス以外でガニメデスを狩る理由は見当たりません。経験値も高くなくドロップはへびのぬけがらと天使のソーマでそれほど美味しいわけでもありません。白箱も空賊のバンダナ・シャツ・ズボンで、フラウソン魔戦で使われるとはいえ、わざわざ白箱を狙うものでもないですよね。
ということで、ガニメデスの討伐数51139は全てフィットネス目的で狩られたと仮定することにしましょう。
- 仮定1:ガニメデス討伐51139匹はフィットネスが目的
フィットネスでの討伐数は20匹です。それ以上に狩るメリットも特に無いので、フィットネスをする人はガニメデスを20匹だけ倒したとしましょう。
- 仮定2:プレイヤーキャラ1人当たり20匹のガニメデスを倒している
従って、51139匹を1人頭20匹で除算すれば8/2(水)の1日で何人のプレイヤーがフィットネスの課題でガニメデスに挑戦したかが分かります。51139÷20=2556.95ですので、2556人がガニメデスを狩ったということですね。
- 推定1:8/2(水)にフィットネスでガニメデスを狩ったキャラ数は2556
この段階でフィットネスに挑戦しているプレイヤーキャラが少なくとも2556人いるということが分かります。もちろん、天星郷のあくま系モンスターはガニメデスだけではなく、あかつきの神兵やシルバリヌスを狩ったプレイヤーもいるかもしれませんので、この数字はあくまで最低のラインです。
さて、フィットネスは週課ですので水曜日1日だけ挑戦されるわけではありません。週課は日曜日に更新されますが、クリアする人は日・月に多く、その後ウィークデーは低調となり、更新直前の土曜日にまた駆け込みでクリア者が増加する・・・というサイクルになります。
そのため、8/2(水)にフィットネスに挑戦している2556という数字自体が週の中では比較的少ない数字と考えられますね。では全体ではどのくらいの人がフィットネスをやっているのでしょうか?
これについては2020年に行われたアストルティアミッションを参考にして推定しましょう。アストルティアミッションのお題の一つに万魔の塔がありました。万魔の塔は週課ですので今回のフィットネスと似た動きをすると考えられます。
- 仮定3:フィットネスの挑戦者数の動きは、2020年時点の万魔の塔の挑戦者数と同じ傾向を示す
幸い2020年のアストルティアミッションには各ミッションの時系列での達成数と進捗率がとりまとめられている素晴らしいデータセットがあります。このデータ自体は今も生きていますので誰でも見ることが可能です。ここから1週間の万魔の塔のクリア数のデータを見てみることにしましょう。
以下に、2020年の5/2から5/8までの万魔の塔のクリア数をあげてみます。カッコ内の数字は1週間のクリア数全体に占めるその曜日の割合です。
- 5/2(土) 27849(16.02%)
- 5/3(日) 67156(38.63%)
- 5/4(月) 26373(15.17%)
- 5/5(火) 17276(9.94%)
- 5/6(水) 14531(8.36%)
- 5/7(木) 9051(5.21%)
- 5/8(金) 11616(6.68%)
これを見ると、水曜日の週課のクリア割合は全体の8.36%ということになりますね。この割合を近似的に今回のフィットネスに当てはめてみることにしましょう。
- 仮定4:水曜日に週課をクリアする人の割合は全体の8.36%
フィットネスを水曜日にクリアする2556人は全体の8.36%に当たるので、逆算して全体(100%)を求めると答えが出てきます。2556÷0.0836=30574.2で、フィットネス目的でガニメデスを倒しているプレイヤーキャラの総数は30574であるとの推定ができますね。
- 推定2:フィットネスでガニメデスを狩ったアクティブキャラの総数は30574
・・・ということで、今回の推定からはアクティブに天界で育成を行っているプレイヤーキャラの数は少なくとも3万という結論になりました!
これが多い数字か少ない数字かはちょっと微妙なところですね。
前回2022年時点での推計としてはアクティブキャラ数の推定値を22万2千キャラとしていました。一方で今回のアクティブキャラの推定値は3万キャラとなっています。この差を理解するには、推定におけるいくつかの前提を抑えておく必要があります。
2022年時点での推定には「日替わり討伐」を利用しました。日替わり討伐は天界まで進めていないキャラでもできますし、ダイレクトにゴールドを稼ぐこともできるので、インしたら気軽に受ける日課となります。
一方で今回推定に利用したフィットネスは、ストーリーを天界まで進めていないと受けられないうえにゴールドになるわけでもない週課です。この部分の違いは大きいですね。
非常にアクティブにキャラを動かしている人でも、全キャラ天界まで進めているわけではないかもしれません。魔界(Ver.5)については魔因細胞という明確な金策がありましたが(※)、天界(Ver.6)にはキラマラ以外にこれといった金策がありません。そのため、サブは天界まで進めていないという人も多いでしょう。
※これは討伐数ランキングの半数を魔界のモンスターが占めていることからも分かります。
フィットネスの報酬による魅力の有無もあります。当該週のフィットネスの報酬には錬金石が存在せず、玉手箱とか福引き券とかぶっちゃけどうでもいいものしかありません。従ってフィットネスをやる目的はほぼ経験値のみということになりますが、これも実際のところ個々の報酬はレグホン一戦分くらいです。経験値欲しいならフィールド狩りした方が遥かに効率がいいですよね。
ということで、フィットネスのクリア自体のインセンティブがわずかすぎて挑戦者が少なかったという可能性も大いにあります。
さらに大きいのは、この時期はちょうどエビグランプリをやっていた時期とも重なるということです。多くのプレイヤーが、報酬に余り魅力のないフィットネスよりもエビ釣りに夢中になっていたという可能性もあるでしょう。
また、今回は2020年時点の万魔の塔のデータをもとに推定を行っています。利用しておいて何ですが、このデータをそのまま使っていいかどうかもやや微妙ですね。当時全てのプレイヤーが紋章の完成を目指して必修科目としていた万魔の塔と、もらえるのは経験値だけの現在のフィットネスでは明らかに重みが違います。
仮に現在ではほぼ全てのプレイヤーが日曜~月曜まででフィットネスを終わらせるか、あるいは止めてしまっていて、水曜日になってまでフィットネスやってる奇特なプレイヤーの割合は8.36%よりずっと少ない・・・ということであるならば、プレイヤーキャラ数の推定値は逆にもっと増えることになりますよ。
以上の前提に基づけば、今回のアクティブキャラ数3万という推定はあくまで「下限値」であり、実際のキャラ数はもっともっと多いという結論になりますね!
以上、国勢調査の結果から見たプレイヤーキャラ数の推定でした!
※てか平日の1日だけでその他のモンスターもこれだけ万単位で倒されまくってるわけですから、実際のキャラ数はどんだけ多いんだよって話ですよね(´・ω・`)
最近の提案広場には「最新のコインボスの持ち寄りができない」「同盟マッチングがし辛い」とありました
返信削除自分もその通りだと思い、そういったコンテンツは遊ばなくなりました
全体で何人いようが自分が遊びたいコンテンツが人がいなくて遊べないとなると、やっぱり「人が減ったな」と思わざるを得ません
サ終だの過疎だの言うつもりはありませんし、この記事を否定するつもりもありませんが、こういった現実もあるわけで、危機感は持った方がいいのではないでしょうか?
あと、ドラクエ10は複垢プレイヤーが多い印象を受けるので、キャラ数で判断するのは違うのではないかと思います
自分が遊びたいコンテンツが人がいなくて遊べなくなる問題についてはおっしゃるとおりです。年数を経るごとに次々にコンテンツは追加されていきますので、仮に人口が全く減らなかったとしても各コンテンツの密度は確実に薄まっていくことになります。このあたりはMMOをプレイするうえで逃れられない宿命でもありますね。
削除こういうとき私は次の2つを実践することにしてます。一つ目は「流行りに乗っかる」ことですね。私はイン時間が特殊なためほぼ野良でしか人とPT組むことができません。ですからその分、流行りのコンテンツを思い切り楽しむようにしています。
もう一つは自分の「楽しい」と思う気持ちを積極的に発信することです。ポジティブな楽しさをブログで発信しまくって、その楽しさにみんなを引きずり込もうといつも考えていますよ。パラディン始メヨウ!(´・ω・`)
複垢の件については、今回の記事では触れませんでしたが、過去記事で推定を行っていますのでそちらをご覧ください。
湧いてきたー!!
返信削除ぶちスライムはversion3のレベル上げでオススメされていて狩りまくってた時期があったので、その記事を見て狩ってる人が多いのかもしれませんね。いずれにせよまだまだ新規も居るってことですな。
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